ドル円はトレンド転換に入ったか?相場観10月第3週
2週連続で強い台風が日本列島を襲い、強い台風が続くということで全国各地で早期の対策が為されましたが、早い段階で交通機関をストップしたことなどにより、経済活動にも影響が出ました。
経済行動もしょせんは人によるもの。自然には勝てませんね。
さて、10月第3週は、月曜日が祝日でした。
日本だけでなくアメリカ・カナダの両国も感謝祭のため、東京市場・米市場は休場という形で一週間が始まりました。
東京市場は休みでしたが先週からのNYダウの下落が続き、月曜朝もダウが100ドルを超える下落を示したことでドル売りが強まりました。
一時107円を割り込み106円台に到達したドル円ですが、月曜日の欧州時間に入ってからはダウ、日経平均共にプラスに転じ、107円台前半で推移するなど荒い値動きから始まった一週間と言えます。
たまに107円を割り込みながら107円台前半でじりじりと安値を試す展開でしたが、週半ばの水曜日にドル円は大きく動き、大相場の様相を見せます。
アジア時間では107円半ばまでドルが買い戻されましたが、その後米長期金利の低下と共にドルが売られていきました。
9月小売売上高、コアPPI、そしてNY連銀製造業指数と、重要な指標が軒並み悪い数値を示したこと、更に10年債利回りの大幅下落もあってドルが一気に売られます。
106円台に幾つかあると思われるストップロスの価格帯をも巻き込んだ状態で、105.19レベルまで売り込まれました。
その後、ファンド筋であろう急速な買い戻しによって106円台前半から下値を試す展開になります。
9月から急激な上昇を見せたドルでしたが、その過熱感が終わったかのような雰囲気です。
多数のアナリストもドルが下落転換に入ったとのコメントを出し、一時は110円を軽く突破して120円を目指すというような展望さえ出されていたのが、一転して8月の102円〜103円台まで戻すのでは、という見通しも聞かれるようになりました。
図は今週引け後の日足チャートですが、日足で見ると、10月第2週以降は9月の上昇時と同様、大きな調整局面を見せることなく一気に下落しています。(黄色い矢印)
下記はゴルスパチャートですがの1時間足ですが、4時間足、1時間足と拡大していけば、水曜日の下落までと、水・木曜日の値動きは一定のレンジ内で動いています。
ただ、ゴルスパチャート上では107.51あたりで何度も上へ行くのを阻止されているので、再度この辺りまで上がってきたら売りを考えるのも良いかもしれません。
ドル下落要因の様々なニュースにより更なる下落継続の予想をする声が多かったことで、下落方向の目線を持ちつつも、方向感を掴みかねてエントリーを躊躇するトレーダーも多かったのでは、と思われます。
そして週末の米経済指標に対し、更なる下落が期待されることで売りでのエントリーチャンス、と捉えていた人も少なくなかったと思われますが、金曜日の米経済指標は軒並み好転しました。
これによりドルが改めて買い戻され、107円を取り戻すかという流れになります。
週末ということもあり、一週間分の下落幅を取り戻すまでには至らず堅調な買いで終わりましたが、これで次週以降も読みづらい相場になったことは間違いありません。
値を戻したことで、次週以降は下は106.80円から上は107.51円までの間で推移し、そこを上下どちらに抜けるか、という目線になると思われます。
この価格帯が目安であることは前回の記事中でも触れましたが、やはりこの辺りに大きな買いと売りの圧力があることが伺えます。
このラインを下に抜ければ、図の赤いラインやゴルスパチャート上の105.35円〜105円辺りの価格帯でサポートされるか否か、という予測が立てられます。
いずれにしても、ドルストレートは明確なトレンドを示すには至らず、エントリーしづらい一週間でした。
ユーロ円など他の通貨もドルの影響が大きく、乱高下を見せる場面があったことで読みづらくなっています。
トレードに関しては、しっかりとサポート・レジスタンスのラインを見極め、欲張らないポジション取りが望ましい展開でしょう。
このような時こそ、ゴルスパのサインをしっかり守るトレードをすることを求められます。
なぜこんな企画を始めたの?
私の一個人としての相場の振り返りと展望を日記として記していきたいと思います。
なぜ急に?と思われるでしょうが、理由は
「トレーダーなのに相場感無いの?」
とあるトレーダーさんに言われたことです(汗)
一応あることはあるのですが、基本ゴルスパでトレードしており、
そんな詳しい相場感は要らないと思っているのですが、そのトレーダーさん曰く、
「やはり相場感を示さないと説得力がないよ」
という事を言われた事がきっかけです。
ただ、数ヶ月前に脳出血を起こしてからPCに迎える時間が長く取れないので、
できる範囲で書いていきます^^;
内容は一個人の日記だと思ってお読みください(笑)
この内容は著作権によって守られており、 転載・転用は一切お断りさせていただきます。
投資はご自身の責任においてご判断されてください。
記載の内容は、個人の見解を述べるもので有り 効果を保証するものではありません。
ブログの記載の内容によって生じた損害については一切責任を負いません。
また、具体的な投資方法について、何らかの助言資格を有するものでも有りません。
ドル円はトレンド転換に入ったか?相場観10月第3週関連ページ
- ドル円の円安はどこまで?相場観9月第2週
- ついに109円台!相場観9月第3週
- 値強いドル買いで再度高値更新。相場観9月第4週
- ドル円110円突破!相場感9月第5週、10月第1週
- ドルが上がり過ぎている!?相場観10月第2週
- スイングトレーダーにとっては、エントリーしづらいかった?相場観10月第4週
- まさかの展開!日銀サプライズ!!相場観10月第5週
- 黒田祭りの相場はいつまで?相場観11月第2週
- 通貨によって捉え方は変わる。相場観11月第3週
- ファンダメンタルは脇役へ 相場観11月第4週
- 上値が堅いか?相場観11月第5週
- ドル買いの勢いが止まらない!! 相場観12月第1週
- やっと下落調整の動きが来たか 相場観12月第2週
- 乱高下の相場が続く。相場観12月第3週
- 休暇モードで一気に鎮静化。相場観12月第4週
- あけましておめでとうございます!!2015年1月第1週相場観
- 雇用統計でどう動いた?相場観1月第2週
- スイスフランの歴史的相場_相場観1月第3週
- スイスフランの影響でFX会社が倒産?! 相場観1月第4週
- スイス・ショックがもたらしたもの・相場観とは?相場観1月第5週