FX初心者解説集

【独】ドイツIFO景況指数

【独】ドイツIFO景況指数

 

IFO景況感指数はドイツ6大経済研究所の1つである「IFO研究所」がドイツ国内約7,000社を対象に、今後の景況感について調査や集計を行ったものです。

 

ちなみにIFOとは、”Information & Forschung”の略称で、IFO経済研究所は第2次世界大戦直後に設立されたミュンヘンにある著名な経済研究所のことです。

 

2000年時点の景況を100とした指数で、翌月下旬に発表され、

「生産」「在庫」「受注」「価格」「雇用」

の項目に分かれ、鉱工業生産との関連が高く、また発表時期も早くなっています。

 

それ故にドイツの経済指標ユーロ圏の経済指標のなかで最も注目されている指標のひとつであり、IFOはそれ相応の著名な経済研究所として調査の規模も申し分なく絶大な信用を得ているのです。

 

IFO景況感指数に似たような指標として「ZEW景況感指数」がありますが、本指数の方がサンプル数7000社と多いことや、エコノミストではなく企業担当者が調査対象となっていることから、よりドイツ経済の実態を正確に把握できると評価されています。

 

嘘をついてもメリットはなく、自分の都合のいい情報を研究所に送ったところで一般に回答が公表されないのですから、なんのメリットやデメリットもありません。つまり本当に思っていることを答えている可能性が高い訳です。

 

もちろん自分の国の経済指標である調査であると分かれば水嵩を入れて答えるかもしれませんが、その心配はほとんど無用だと思います。

 

経済指標全般に言えますが、FXでは結果であるデータの数字が最も重要視され、その数字によってどれだけの人が通貨を動かすかなので深い心理的考慮は不要なんです。

 

ただし、IFO研究所自体が信頼性を欠けさせるような行為があれば、それは相場が大きく動く自体になるでしょう。

 

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