【米】 四半期GDP(速報値)
GDPは一定期間の間にその国内で生産された財産やサービスの付加価値の総額の事でニュースでもよく聞く言葉だと思いますが、当然この数値もFXをやる上で一つの指標となります。
経済を総合的に把握する統計する一指標で、GDPの伸び率がその国の経済成長率に値します。
四半期毎に集計されており、翌月に速報値、翌々月に改定値、更にその翌月に確報値という順で発表されます。(前期比と年率換算はされています。)
名目GDPと実質GDPがあり、名目GDPはその期間内の経済活動水準を市場価格で評価したものであり、実質GDPは名目GDPから物価変動の影響を除いたものです。
ざっくりと言うと、名目GDPは資金を多く持っていれば外国では豊かに暮らせるという考え方で、実質GDPは資金があっても物価が高ければ経済が成長していないと言うような考え方になります。
GDPは「個人消費」「設備投資」「住宅投資」「在庫投資」「政府支出」「純輸出」で構成され、中でも個人消費支出は、アメリカではGDPの約7割を占めるため、ドルのFXをする場合は非常に重要な指針となります。
名目GDPにおける構成比率が高く、景気循環の把握には非耐久財購入の結果が利用されます。
設備投資は構築物や機械設備、そしてソフトウェアなどの購入に当たります。
構築物は非居住者用建物や鉄道などの各種インフラを指し、
機械設備やソフトウェアはコンピューターなどの情報関連設備と産業機械が対象です。
そして、住宅投資は単身用と家族用等に分類され、耐久消費財との相関性が高く景気変動要因として重要な指標です。
頻繁に改定されるため、中長期的な景気変動を把握するのには適していますが、短期的な景気変動を把握するには余り向いていません。
主に速報値に注目する傾向があり、改定値や確報値は影響が少なくなります。
経済全体の景気動向を見る上で重要であり、最も注目度の高い指標の一つです。
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