先物取引に係る雑所得等
所得税というのは給料や年金などからくる収入を合計してそれを元に所得を計算してそこから控除を差し引いた額を所得税として徴収するのですが、ある特定の所得の場合はそれらの所得には含まずにそれだけの収入金額を元に所得税が課されます。
これを申告分離課税といい、株式等で得た所得もこれにあたります。
そして先物取引もこれに当たり、今年一年で先物取引などで利益を得た場合はその利益に対して15%の所得税が加算されます。
ところで先物取引ってなんなのって思う人もいるかもしれませんのでそれの説明します。
先物取引というのは具体的に言うと1月後や半年後などにあらかじめ決められた価格で商品を売買することを約束する取引のことで、要は少し先の商品の金額を予想して取引するというものになります。
その商品は金や銀などの貴金属やガソリンなどの石油製品、コーヒー豆などの穀物などといろいろあります。
これらはよく株と比較されることが多いのですが、大きな違いとしては株はその会社が倒産でもしない限りは長く長く保有できるのに対して先物は長くても一年という期間が定められています。
違いは様々ありますが、どちらも得をすることもある一方で、損をするということもあるというのは同じことなので、確定申告の振り分け上は同じ申告分離課税の一つとして数えられています。
私は税務の経験も無いしプロでも無いので、内容が間違っている場合があると思いますので、参考程度にお読みください。