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スイスフランの歴史的相場_相場観1月第3週

下落トレンドとなったドル円

昨年末からの原油安を背景にしたリスク回避の円買いの傾向は続き、今週もドル売りの目線は続く相場となりました。

 

 

まずドル円ですが、週明け12日の月曜日に119円を取り戻す上昇を見せます。

 

日本が祝日だったことから東京時間中は根強いドル売りの圧力が働きますが、欧州時間に入りドル売りの流れが落ち着いた後は買い戻しの動きが入り、119.31円までの戻りを見せます。

 

 

週明けのスタートが118円ちょうど辺りで下支えしたことから、やはり118円に買いが集中しているため、今後もこの価格帯でサポートされるのでは、という値動きを見せますが、米長期金利の上昇が落ち着くと再度118円付近まで下落。

 

 

その後、日本時間で日付が翌13日火曜日に変わる頃には欧州時間での上げ幅をあっという間に帳消しにしてしまいます。

 

 

そして東京市場が始まった直後、この日の日経平均が開始直後から下落を広めたためにリスク回避の円買いが入り、午前中に118円の大台を割り込む値動きを見せました。

 

 

細かい値動きのきっかけは日経平均や米金利など日々のファンダメンタルですが、その背景は全て株安・原油安の流れを受けています。

 

 

もはや下落トレンドとなったドル円ですが、翌14日の水曜日以降もリスク回避の円買いの動きが止むことはありませんでした。

 

 

13日米時間のダウ平均下落による円買いが14日東京時間に入っても加速し、日経平均は寄り付きから100円超の下げ幅で始まります。

 

 

午後に入っても円全面高の様相は変わらず、日経平均は終値ベースで昨年12月16日以来の16800を割り込みました。

 

 

この日、東京時間の間にドル円はあっさりと117円を割り込み、欧州時間に発表された米12月小売売上高などの指標がさえなかったことからドル売りは更に進みます。

 

 

指標発表時には116.23円まで下値を広げ、一時は116円を割り込むかというギリギリのところまでドル安が進みました。

 

 

この動きから115円台への突入は時間の問題かと思われましたが、翌15日木曜日はドル円が反発。この付近で株安に対する耐性を感じさせます。

 

 

前日までの流れから日経平均の続落が警戒される中、木曜日の日経平均は反発を見せたことでドル円・クロス円とも買い戻しの動きが中心となります。

 

 

この日、日銀の黒田総裁による発言もありましたが、特に目新しい内容もなく相場に影響を与えるまでには至りませんでした。

スイス国立銀行が対ユーロでの上限撤廃

この木曜日の欧州時間に入り、またマーケットに大きなニュースが流れます。

 

 

スイス国立銀行が対ユーロでの上限撤廃を発表。これによりスイスフランが急上昇を見せたことでユーロが下落。

 

 

ドル円はユーロ円に引きずられる形となり、午前中には117.93円まで上昇していたのが116円前半まで落ち込みます。

 

 

以前のルーブル暴落に続くスイスフランのサプライズにより、ファンダメンタルの動きに新たな火種が発生。今後の値動きをますます読みづらくさせる展開になりました。

 

その後発表された米新規失業保険申請数などの経済指標がまちまちだったこともあり、上値の重さを回復することが無いまま翌金曜日を迎えます。

 

 

16日金曜日もダウ平均の続落及び米金利低下によるリスク回避の動きを見せたことでドル円はこのまま116円台で引けを迎えるかに思われました。

 

 

東京時間中は日経平均が反発したものの117円を超える水準に達しないまま欧州時間に入り、米12月消費者物価指数の発表を迎えます。

 

 

この米CPIは市場予想に近い数値だったものの、今週の値動きから懸念された利上げ観測を後退させるような悪い数値でもなかったためか、改めて米経済の底堅さを示す形となります。

 

 

長期金利の上昇も手伝ってドル買いが進み、ドル円は117円を突破。

 

 

結果的にスイスフランの影響によるユーロ安の影響は限定的となり、今週のドル円はこのまま反発を見せて117円半ばで引けました。

 

ユーロは週の前半は対ドルでレンジを形成していたものの、スイスフラン・サプライズにより一気に下値を拡大。

 

 

15日に一気に1.16ドルを割り込んだ後は目立った反発を得られず、その後もずるずると下落を続け、一時は1.1458ドル付近まで下値を広げました。

 

 

対円では円売りの動きが下値を支える格好となりましたが、ドルに対しては沙汰支えとなる要素が見られないことで更なる下値の拡大も懸念されるような動きに。

 

 

結果的に引けにかけては調整の動きに助けられましたが、元より対ドル・円では強く働く要素に乏しいユーロの現状を更に顕著にした形となりました。

 

 

ドル円の下落トレンドが続く中、スイスフランのサプライズが各通貨に影響を与えた一週間となりました。

 

 

今後も中長期的には原油安を背景とした流れに変化はないと思われますが、今後もチャートの転換点を見出す為には細かい場面でのドルの下支えを始め、日々の日経平均やダウなどの指標もチェックも欠かせません。

 

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