【英】BOE政策金利発表
イングランド銀行(Bank of England:BOE)はイギリスの中央銀行の事で、略して英中銀と呼んだりBOEと呼んだりしています。
イングランドとウェールズにおける通貨発行権を持っている機関です。
英中銀(BOE)政策金利発表は、BOE総裁・2名の副総裁・チーフ・エコノミスト、エグゼクティブ・ディレクター、外部委員などの6名の委員の合計9名によって構成されるMPCというBOEに設置されている金融政策委員会によって発表されます。
毎月上旬の水曜日、木曜日に2日間開催され、決定金利は木曜日の会合後ただちに発表されます。
そして、その毎月開催されているMPCの議事録は、開催から2週間後に公表されます。
政策金利発表はどの国でも注目度が高い指標ですが、イギリスの金利は2009年から2013年まで変更が行われていないため、もしも変更があった場合は、市場が大きく反応する可能性が高いです。
比較的安定した政治経済基盤を持っているため、どのタイミングで変更があるか分かりませんが、変更があった場合はEU全体の通貨価値にも影響する為その影響力は大きいです。
EUの中心的な存在であり、貿易の数も多いので影響力は他の国よりも高い傾向がありますので、油断をせず取引をすることが必要です。
また、イギリスは金融大国であり、その決定は世界的にも大きな注目が集まります。
英ポンドを取引する際には失業率や経済状況など、他の情報を把握して英中銀(BOE)政策金利発表の意図を読み取り、市場の流れを読むことが必要となります。
BOE政策金利が上がるとスワップ金利も一緒に上がりますので、高金利な通貨欲しさにポンド買いが殺到し、ポンド高になりやすくなり、反対に、BOE政策金利が下がったことでスワップ金利も下がると、景気悪化を懸念してポンド安が起こります。
英ポンドに売りが殺到すると回避通貨として、超低金利の日本円やスイスフランといった安定通貨に買いが集りやすくなる傾向もありますので、こちらも注意して見ておきましょう。
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