ドル円の円安はどこまで?相場観9月第2週
特にドル円は前週までと異なり、殆ど調整局面の無いまま上昇トレンド一直線という感じで、買い目線でポジションを取っていた人は利益を積み重ねることができた一週間ですね。
8月3日に、それまで何度も頭打ちされてきた103円を大きく上抜けて以降、久しく見なかった勢いで一気に上昇し続けています。
8月後半には調整局面もありましたが、買い目線を持ち続けていた人にとっては絶好の押し目買いの場面でした。
そして9月2日の一日でほぼ1円近い上昇を果たし、一気に105円の大台を突破して以降、調整らしい調整も無く更に上昇し続けて107円まで到達しています。
アメリカの金利上昇や対ユーロでのドル高が要因ではあるものの、ここまで一気にドル高が進むと、今後の調整場面は一体どのレートで発生するのか、テクニカルでは完全に読みづらい状態になっています。
105円を突破以降、日足〜4時間足レベルではほぼボリンジャーバンドの1σを割ることなく上昇し続けています。
11日の米雇用統計で瞬間的に売られ、また直後には日銀総裁のテレビ出演での発言もあって、上値と下値を行ったり来たりという荒い売買がありましたが、結局はあっという間に上値を取り戻している状態で終わりました。
しかも、土曜日早朝の引けも、ほぼ高値で終わっていることから、休日前に手仕舞われることがなく、次週以降も買い目線が継続すると見られます。
今後、調整局面のレンジが発生した場合、多くの確定売りが発生すると思われるので、15日以降はより慎重に相場の見極めが必要かもしれません。
先週のユーロの振り返り
まさに予想外と言っても良いECB(欧州中央銀行)の利下げにより、1年2か月ぶりの安値水準に入っています。
この一週間は1.29ドル近辺で調整場面を形成していますが、ユーロの利下げだけでなく、ロシア・ウクライナの停戦合意等の問題もあるので、今後の下落が発生すれば1.20ドルあたりを視野に入れたショート目線が必要になるかもしれません。
しかし、対円では利下げ前の水準まで一気に戻すという状態です。
対ドル、対円の値動きに関しては、それぞれのファンダメンタルも加味してエントリーし、且つ損切りポイントもしっかり設定しておいた方が良いと思います。
いずれにしても、ユーロはスイングで長時間のポジション保有は控えたい状態と言えます。
また、ポンドも対ドルでは下落が続き、対円では急落後の上げで一気に上値を取り戻すという、ユーロと似た動きになっています。
金利等の問題ではなく、スコットランドの独立という近年においても稀なファンダメンタル要素での上下動が続いており、18日の国民投票の結果までは市場のニュースに敏感に反応しそうな状況です。
ポンドに関してはスコットランドの独立問題が落ち着くまで様子見の方が賢明かもしれません。
豪ドル及び今週の流れ
豪準銀が、豪ドル高の行き過ぎ感をけん制する発言をしても全く影響がないかのように上昇を続けていましたが、豪株式相場が安値圏に下落したことも手伝って下落に転じています。
金曜日には8月末に形成していたレンジ帯まで下落。
今後、この価格帯を更に下抜けるようであれば、下落へのトレンド転換と見做して積極的にショートしても良いと見ています。
現状は、ドル円の大相場を始め、派手なトレンド形成のおかげで逆に今後が読みづらくなっている状態の通貨ペアが多くなっていると言えます。
調整場面を形成するまでは順張りに分があるのは明白ですが、レンジに入り込んだ場合は慎重に相場を見ていきたいと思っています。
なぜこんな企画を始めたの?
私の一個人としての相場の振り返りと展望を日記として記していきたいと思います。
なぜ急に?と思われるでしょうが、理由は
「トレーダーなのに相場感無いの?」
とあるトレーダーさんに言われたことです(汗)
一応あることはあるのですが、基本ゴルスパでトレードしており、
そんな詳しい相場感は要らないと思っているのですが、そのトレーダーさん曰く、
「やはり相場感を示さないと説得力がないよ」
という事を言われたので、今週から初めていきたいと思います☆
ただ、数ヶ月前に脳出血を起こしてからPCに迎える時間が長く取れないので、
できる範囲で書いていきます^^;
内容は一個人の日記だと思ってお読みください(笑)
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