【米】 消費者物価指数<CPI>
消費者物価指数<CPI>とは、一般消費者世帯が購入する商品とサービスの総合的な価格の変動を指数化したもので、インフレの趨勢をみる指標としては最も一般的であり、金融当局の政策を読むうえで非常に重要といえます。
インフレに関する最重要指標の一つで、変動の大きい食品やエネルギーを除いたコア指数が特に注目されます。
生産者物価指数が売り手側の価格を表すのに対し、消費者物価指数は買い手側の価格を表し、デフレ脱却のために消費者物価指数<CPI>の上昇を目標に掲げることもあり、政府の目標とすることもあります。
一般的に消費者物価指数<CPI>が上がると、企業の経済が発展しその国の金利が上昇します。
そうなると、FX市場ではより魅力的な要素が増える通貨になり、買い注文が増えることによって価格が上昇する可能性が高くなるのでFXトレーダーが注目するのです。
米国労働省が都市地域の全消費者を対象とした小売やサービス価格を調査し算出され、対象品目は2,000項目以上、3ヶ月毎に米国内の5,000以上の家族が調査の対象となります。
日本では同様の調査は総務省が世帯の消費支出上一定の割合を占める重要なものから調査しており、588の品目あります。
世帯が購入する無数の種類の財やサービスなどの商品は、その機能や価格の動き等の類似性によりまとめられ各品目に分類されることになります。
消費者物価指数<CPI>は総合指標の他に、生鮮食品を除いたコアCPIや持ち家の帰属家賃を除いたもの、食料(酒類を除く)及びエネルギーを除いたコアコアCPIなどの種類があります。
食品は季節の収穫率によって値段が頻繁に変わりますし、エネルギーも世界情勢によって変動しやすいです。
なので、それらを除いた純粋な物価を計ろうということですね。
インフレとデフレのどちらがいいのかというのは議論がありますが、FXの場合は人の生活よりも企業の活力を重視するので、インフレを支持している傾向のように思います。
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