【FX初心者基礎解説】 カナダドルの基礎
カナダは新たな天然ガス資源として脚光を浴びている
「シェールガス」一大産出国であり、原油埋蔵量もサウジアラビアに次いで世界第2位の資源国です。
それ故にカナダドルも資源国通貨、
もしくはコモディティ通貨と呼ばれるものにあたります。
それに加えてアメリカの隣国であり立地的特権があり、実際に輸出はアメリカに依存している状況です。
そのため自国経済の働きも良くなっており、特に金融の分野においても英語圏であることから流通量が多く、優れています。
経済指標から見ても貿易・財政・雇用ともに安定していて、リーマンショック後には金利は4%以上と高く推移しており、主要通貨と比べると金利は安定しているとはいえませんが、他の資源通貨よりかは安定感のある通貨といえます。
為替相場の動きとしてはアメリカとの隣国であるがゆえに
アメリカ経済との結び付きが強くなっています。
しかし米ドルの動向が為替相場を直に影響するのかというとそうでもなく、独特なポジションを維持することもあります。
過去の例からみると米国との金利を比較され、アメリカ人を含め米ドルをベースに投資をおこなっている投資家からリスク回避を目的に買われることもあります。
アメリカが悪くなっても、アメリカの投資家によって市場が決まった流れとは別になるわけです☆
カナダドルに影響を与える経済指標は以下になります。
・BOC(カナダの中央銀行)の声明と政策金利の発表。
・WTIという北米の原油価格を表す先物取引の指標。
その他経済指標などです。
他とは違う独特の取引となりますので、相場予測を立てるのが他の通貨よりも難しくなります。
初心者には為替差益を生むのも難しく、金利が低いことから長期の投資にもあまり人気はありません^^;
カナダドルを取引される場合には過去の値動きの推移を把握しながら、正確な情報を収集して取引するよう注意が必要といえます。