【欧】ECB政策金利発表
欧州中央銀行(European Central Bank:ECB)は、ユーロ圏17か国の金融政策を担う中央銀行です。
1998年6月1日に設立され本店をドイツのフランクフルトに置いており、世界でも重要な位置づけをされているほど影響力のある銀行です。頭文字を取ってECBという略称が用いられます。
最高思決定機関はECB役員会の6名とユーロ導入国の中央銀行の総裁で構成されており、原則的に2週間ごとに会議が開催され、月の1回目の理事会で政策金利を決定し、欧州中央銀行(ECB)政策金利発表が行われます。
ECBは欧州単一通貨ユーロを導入したユーロ圏の中央銀行であり、最高意思決定機関はユーロ圏内の物価安定を最終目標としています。
欧州中央銀行システムは欧州中央銀行(ECB)とEU加盟各国中央銀行とで構成されますが、現在は過渡的に欧州中央銀行(ECB)とユーロ参加国中央銀行からなるユーロシステムがユーロ圏の金融政策を一元的に運営しています。
欧州中央銀行システムの基本的業務は、
(1)域内の金融政策の策定と実施
(2)外国為替操作
(3)加盟国の外貨準備の保有と運用
(4)支払い決済システムの円滑な運営
などです。
欧州中央銀行システムは、EU、各国政府、その他いかなる機関からも独立性が確保されており、永世中立国であるスイスの銀行バージョンようなイメージです。
欧州中央銀行(ECB)政策金利発表はこうしたユーロ圏全てに影響を与えるため、その位置づけは非常に重要です。
経済成長の著しい中国の通貨取引の環境がまだ整っていない現在では、通貨の中心的な流れは米国のドルですが、2番目は欧州のユーロが握っています。
ユーロは世界で最も強い通貨を目指し作られた通貨なのです。
もしこれが暴落すれば貿易や世界経済に甚大な被害がでるため、欧州中央銀行(ECB)はもちろん、投資家もびくびくしながら対応している面は否めません。
非常に強い影響力がある為、米国と同等に注視することが重要だと言えます。
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