【米】 非農業部門雇用者数/【米】 失業率
この指標発表は、「月に一度のFXのお祭り」と言われるほどFXの世界では超重要な経済指標になります。
この日の夜は証券会社のトレーダー達は残業をして発表に備え、一般FXトレーダーの中にはFX仲間で集まり、発表の瞬間をみんなで楽しみながら待つというような集まりもあるみたいです。
この雇用統計は米国内の景気動向を計る上で極めて重要な指標で、10数項目以上から構成されており、
「失業率」「非農業部門雇用者数」「製造業部門雇用者数」「小売業部門就業者数」「週労働時間」「平均時給」
などがあります。
中でも特に重要視されるのが「非農業部門雇用者数」と「失業率」の二つで、この2つの指標の「事前予想値」と「発表値」の差が、為替相場に大きな影響を与えることがあります。
特に、「非農業部門雇用者数」は事前予想値の想定外の数字が飛び出すことが多く、市場にサプライズを招きます。
このようなことから、市場関係者の多くが雇用統計を「お祭り」と呼びます。
各国の失業率はその国の景気や雇用を判断する材料として非常に注目され、アメリカ経済の状況を表す重要な指標のために非常に重要です。
その発表が非農業就業者数と同じ毎月第一金曜日になっているので、非農業就業者数と失業率をあわせて極めて重要視されています。
失業率は、16歳以上の男女が調査対象となり、失業者÷労働力人口×100で計算されます。例外として、軍隊従事者や刑務所の服役者、労働意志のない者は含まれません。
非農業部門雇用者数は、非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計され、農業以外の産業で働く雇用者の増減を示しますが経営者や自営業者は含みません。
業種別にも発表されますが、能力に左右されず、安定した大量雇用をすることから、特に製造業の就業者数が注目されています。
こうして就業している者と失業した者を計算することで、社会全体がどれほどの市場で動いているのかという全体像を把握することができます。
労働人口が多かったとしても、失業率が高ければその補助活動に大きな社会的な資金を投入しなければならず、非農業部門雇用者数と失業率の両方が高い数値であることが投資家には求められており、FXをするために市場の流れを掴む上で重要な指針となります。
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