【米】 ISM製造業景況指数
ISM製造業景況指数とは、アメリカ製造業の状況を知る上で大事な最重要指標の一つです。
ISMと呼ばれる全米供給管理協会が、製造業350社程度の仕入れ購買担当役員にアンケート調査を実施して作成されます。
基準として、50を上回ると景気拡大、逆に50を割り込むと景気後退を示唆しているとされています。
主要経済指標の中で、最も早く発表されることから市場の注目度が特に高いです。
FXは別な見方から見ると、投資家の騙しあいですので、素早い情報はそれだけ価値があります。
この指標はGDPと同じように、好景気の時には50を上回るよい数値を出してもあまり重要視されません。
しかし、逆に景気後退が心配されるような状況において50を下回る悪い数値が出てしまうと、悲観論が一気に相場に広がり暴落するといった特徴があります。
リスクを回避することが投資の世界では最も大切なので、株でもFXでも投資の入門書には何処でも目先の損を割り切って未来の損失を減らせるかがその人の能力になると書いてあるくらい、初歩的なものでみんなが意識をしていることなので、上記のような現象が起きます。
ISM製造業景況指数の個別の構成指数の内訳は景気動向の参考となります。
GDPとの関連性を持たせるために、「新規受注」「生産」「雇用」「入荷遅延」「在庫」の5項目につき、「増加」「同じ」「減少」の簡単な回答結果をもとに算出します。
新規受注が増えれば社会全体で仕事量が上がっているということですし、生産と在庫を比較すればもっと細かな商品の需要がわかります。
雇用は増えれば好景気ということですし、減れば失業者を支える社会リスクが高まります。
入荷遅延は生産が追い付かない商品の把握など成長分野を見定めることができます。
こうした数字から未来を分析する力があればFXにおいて勝率は高くなると思います。
ここでひとつ過去のデータ分析から分かっている事を・・・。
過去に米連邦準備理事会は50%を下回った際に一度も利上げをしていません。
これは米連邦準備理事会の利上げスタンスを見極める意味でも注目してみたい指標になります☆
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