損失の繰越について
確定申告の際には株式で得た利益やFXなどの先物取引で得たそれも申告する必要がありますが、中には一年の利益がマイナス、いわゆる損をした状態で終わってしまう人もいると思います。
そんな人こそ確定申告が必要となってきます。
確定申告の記載の一つに、損失繰越というものがあります。
これはどういうことかというと例えば申告した年に50万円の損失が出てしまった場合、これを損失ということで申告します。
そして次の年に今度は50万円の利益が出たとします。
本来ならばこの50万円に対していくらかの所得税がかかるようになりますが、これを前年度の損失と相殺してその年は利益がプラマイゼロとして扱われます。
そうすると50万に対して引かれていた所得税は利益がゼロなので、この部分に関しては還付ということになります。
こういった制度が確定申告にはあるのです。
ただ注意しないといけないのが2点あり、一つは毎年きちんと申告すること、損をした次の年は何も売買がなかったから申告しないと、そこで損失の繰越は途絶えてしまいその次の年に損失繰越をしようにもできなくなってしまいます。
またその繰越も期間が最大3年までと決まっており例えば今年25年度分の損失は28年度までということになります。
ちょっと複雑ですがこれを使えば結構税金が帰ってくることが多いので、是非申告されるのがよいでしょう。
私は税務の経験も無いしプロでも無いので、内容が間違っている場合があると思いますので、参考程度にお読みください。