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注文方法(IFD:イフダン注文)

【FX初心者基礎解説】 IFD(イフダン)注文

 

 

「IFD(イフダン)注文」とは、一度に二つの注文を出し、どちらかの注文が確定したら、もうひとつの注文はキャンセルされると言う注文方法です。

 

 

 

(例)ドル円にて、1ドル=90円の時点で図のような【1ドル=91円でドル買い】と【1ドル=92円でドル売り(決済)】のIFD注文を出したとします。そのまま為替が円安方向に動き、最初の注文【1ドル=91円でドル買い】が約定したら、自動的にその反対売買(決済)の注文を出すのが【IFD(イフダン)注文】と言います。

 

 

 

この2つ目の注文【1ドル=92円でドル売り(決済)】という注文は1つ目の注文【1ドル=91円でドル買い】が約定しない限り、発注されることはありません。

 

このIFD注文は、「指値」、「逆指値」でも出せますので、チャートが見られない時に予想通りに値が動いた時の利益確定や、予想とは逆に動いた際に損失を限定する損切りにも使えます。

利益確定での使用例

(例)先ほどの図ですが、現在1ドル=90円です。予想では92円まで行くと予想して、【91円でドル買い】、【92円でドル売り(決済)】したいと思っているとします。
この場合、【91円でドル買い】【92円でドル売り(決済)】というIFD注文を出します。

 

 

 

利益を確実に得たい場合は、「指値買い+指値売り」のIFD注文を出しておけば、チャートを見ていなくても自動的に利益確保することができます。

損失を限定する損切りでの使用例

利益確定パターンの例は、自分の予想通りの値動きをしてくれたパターンです。
(現実もこういう相場ばかりだったらいいんですが^^;)
今回の場合は予想が外れ、逆方向へ動いたときに、損失を限定させる為に使う場合です。

 

(例)先ほどの図ですが、現在1ドル=91円です。予想では円安方向に行くと予想して、92円でドルを買いたいなと考えています。

 

しかし、自分の予想とは逆に円高方向へ動いてしまったら大変な損失を被るかもしれません。念の為90円まで逆行したら損切りしようと考えました。
そういう時に、【92円でドル買い】【90円でドル売り(損切り決済)】というIFD注文を出します。

 

結果、92円でドルを買ったのは予想通りでしたが、その先が真逆の予想となり円高方向へ進みました。しかし90円にドル売り注文が出ていたので損失は1円で限定されました。

 

このように損失を限定させる目的(損切り)の場合、「指値買い+逆指値売り」の注文を出しておけば、チャートを見ていなくても自動的に損切りをすることができます。

 

これにはもうひとつ利点がありまして、手動で損切りをする訳ではないので一度決めた損切りポイントをずらさず、相場に気持ちを流されないで損切りできるという利点もあります。

 

やはり人間なので、いざ損切りしようとすると「もう少ししたら戻るかも・・・。」と損切りする決心が揺らぐことがありますから・・・(汗)

IFD(イフダン)注文で気をつけること

この便利なIFD(イフダン)注文ですが、見て頂いて来た通り同時に二つの注文を出せるのですが、一つのエントリー注文に対して決済注文も一つという決まりがあります。
利益確定で使用した場合、一つ目の注文が通った後、予想と反対に動いた場合の損切り決済は、手動で行わなければいけません。

 

 

(例)1ドル=91円から92円まで行くと予想し、【91円でドル買い】【92円でドル売り(決済)】のIFD注文出したとします。
しかし、相場予想が外れて円高方向へ行ってしまうと、損切り注文はしていないのでどこまでも損失が膨らむと言う恐ろしい事態になります。

 

 

 

なので、私はFX初心者の方には、損切りのためのIFD注文を出し、利益確定は手動で決済する事をおススメしています。

 

まずは損切りを確実に行ってもらうようにする為です。

 

ゴルスパは次のステージへ

 

元本以上の損失は負担します!

 

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