あけましておめでとうございます！！2015年1月第1週相場観
あけましておめでとうございます。
2015年が始まりました。
今年も先が読みづらい相場状況からのスタートとなりましたが、相場に関するポイントをしっかり押さえ、少しでもトレードへの参考となるよう尽力いたしますので、宜しくお願い致します。
さて、まずは昨年の相場のポイントを簡単に振り返ってみると、何と言っても「米経済回復及び金利上げ観測によるドル上昇」や「日銀の追加緩和を始めとする急激な円安」、そして「ドルに対する各通貨の下落」といったところでしょうか。
年明けだからと言って、それらの特徴が急に変化することはなく、大きな変換点となるファンダメンタル要素が無い限り、昨年からの傾向を引き継いで相場は動きます。
今年もそれらを踏まえた上で、今後の展望に注目したいと思います。
さて、年末年始は当然の如く薄商いに終始し、ボラティリティの低い相場となったことは例年通りと言えるでしょう。
大晦日にかけては米長期金利の低下及びギリシャの政局不安によるリスク回避から円買いの動きが強まり、ドル円は一時119円を割り込む瞬間もありました。
薄商いながら、元旦から2日に掛けて120円を突破し、2日にはユーロ圏に対するドル強含みから一時120.74まで上昇します。
しかし121円に到達することはなく、その後の米ISM製造業景気指数などの指標が悪化したことで、一気に120円を割るレベルまで売り込まれます。
この指標発表によって値が動き始めると、やはりこれまでのリスク回避の動きも連動し始めるためか、短い時間内にドル下落が続き、119.80円付近まで売り込まれます。
薄商いとは言いながらも、このようにドルに対する不安要素が少しでも強まれば即円買いに走る動きが出るように、次週以降マーケットが本格的に動き出してからも同様の値動きが続くと思われます。
ドル円は結果的に下落直後の戻しとユーロ圏に対する強含みの動きが継続し、120円台半ばで横ばいの動きに落ち着きます。
12月30日から元旦までの120円割れは、先のリスク回避も去ることながら、大抵は年末年始の休暇を前にポジションを手仕舞うことによる確定売りも含まれているでしょう。
ただし、本格的にマーケットが動き出し、次にドル買いを支える要素が出るまではリスク回避の視線も強く、120〜121円に厚い売りの圧力があることがチャートの動きから伺えます。
ユーロドルは1.20000ドルを割り込むかというレベル
一方、ユーロの動きに目を向けると、対ドルに対しての下落は昨年から更に続き、今週のマーケットが引ける1月2日深夜から日付が変わる時間に掛けて、とうとう1.20000ドルを割り込むかというレベルまで下落しました。
実に2012年7月に付けた1.2042ドルを簡単に割り込み、次のターゲットは2010年6月に付けた1.187ドルに届くか否かという状態になっています。
ユーロの弱さは止まるところを知らずといった状況で、対円についても日銀の金融緩和以降上げ続けてきましたが、ここに来て11月中旬に3日ほど上値を抑えられた144.60円を割り込んできました。
直近のラインでは日銀金融緩和直後の11月初頭に142.10円付近で下支えされる場面があったため、このラインを割りこむか否かが注目されます。
ユーロに関してはロシアとの関連も根強く、暴落したルーブルや原油価格の動きとの関連で一層下落することも考えられます。
メジャーな通貨の中では、ドル円の動き以上に要注意であることは今後も変わりないでしょう。
また、ポンドに関してはドルや円、それぞれに対してもユーロと同じようなチャートの形状を描いています。
今週についてはマーケットが殆ど動かない中ではありますが、各ローソク足を見ても荒い値動きは相変わらずです。
いずれにしても、ドルに対する弱含みの値動きは5日以降も続くと見られ、ユーロと共にどこまで下値を追い続けるのか、またテクニカル上での転換点が機能するのかという点に注目したいところです。
ゴルスパは次のステージへ
元本以上の損失は負担します！
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